人材

雇用と処遇

従業員がいきいきとやりがいを持って働ける職場環境づくりに努めています。

基本方針

グローセルグループでは2022年度に定めた人権方針を踏まえ、雇用と処遇についても取り組みを進めており、向上心・責任感・使命感を尊重する精神や、実力主義に基づく公平・公正な配置・評価・処遇を徹底しています。こうした人事施策と相まって「自由闊達で風通しが良い」企業風土の醸成を図るとともに、時代を担う人材育成に努めています。

行動指針

向上心・責任感・使命感を尊重する精神や、実力主義に基づく公平・公正な配置・評価・処遇を徹底しています。こうした人事施策と相まって「自由闊達で風通しが良い」企業風土の醸成を図るとともに、時代を担う人材育成に努めています。

人材の獲得と定着(採用)

人材の獲得においては、2022年度はグローセルとして24名の方に入社頂きました。社員一人ひとりが長期にわたって高いモチベーションを維持し、能力発揮していけるように、自己申告制度のほか、育児や介護と仕事の両立を図る支援制度など従業員の就業継続をサポートする各種制度の充実を図っています。

公平・公正な報酬制度

グローセルグループでは、公平・公正な報酬制度を設け従業員に開示しています。給与構成(年齢給、職能給等)や賃金テーブルを給与規程に、評価方法・項目等を目標管理規程、昇給・昇格に関連する事項は職能資格規程に掲載しており、報酬決定の透明性を高めています。前述の評価に関しては、半期毎自らが取るべきミッションを設定し、評価を受ける目標管理制度を運用しています。結果としての業績目標だけではなく、プロセスも評価点としており、頑張った方が埋もれる事のない制度として適正な人事考課に繋がっています。

福利厚生の充実

グローセルグループでは、従業員が安心して生活を営めるよう、各種の福利厚生制度を整備しています。
例えば、共通の趣味をもつ仲間が集うクラブ活動への補助金制度の他、ボランティア活動を目的とした休暇(有償)制度など、従業員のニーズにあわせた福利厚生制度の充実を進めています。この他、個人の意思で加入する従業員持株会や財形貯蓄、グループ生命保険などを用意しております。さらには、本人や家族も利用できる契約保養施設などを用意し、ワークライフバランスの向上が図れるよう務めております。

総実労働時間の短縮

グローセルグループでは、2017年4月に「スマートワーク・ライフ宣言」を掲げ、様々な取り組みを進めています。
この宣言では、社員一人ひとりの豊かな私生活創出を目指して、自分たちで「時間を創る」ことにより、仕事と私生活の価値を磨いていくことを表明しています。
残業の削減、有給休暇取得推進(土日を含めた前後3連休計画実施)、朝方勤務の推奨、毎週金曜日17時退勤(有償早退扱い)、水曜日と金曜日の定時退社日の励行、昼休み休憩時間の弾力的運用、在宅勤務制度など働き方改革に積極的に取り組み、従業員のワークライフバランスを応援しています。

有給取得率

(単位:日) 2021年3月期 2022年3月期 2023年3月期
有給休暇付与日数

23.7

23.6

23.7

有給休暇取得日数

20.6

19.1

21.4

有給休暇取得率(%)

86.9

80.9

90.3



残業時間

(単位:時間) 2021年3月期 2022年3月期 2023年3月期
残業 総時間

32,612

31,066

31,549

柔軟な働き方の提供

柔軟な働き方

グローセルグループでは、社員による従業員代表委員会を通じて労働者側の意見を吸い上げ経営層に提案し、各種制度等の充実を図り、働きやすい職場環境を整備・運用しています。

育休

グローセルグループでは、育児休業に関連した国の制度を上回る施策を独自に導入し、子育てを支援しています。

社員のボランティア

グローセルグループでは、2017年1月より災害救助を含む社員のボランティア活動を積極的に推進するため、休暇制度に「ボランティア休暇」を設定し取り組みを全面的に支援しています。この休暇は社員が申請の上、会社が承認した活動に関し年間5日を限度として有給休暇を与える内容となっています。

労使関係

グローセルグループでは従業員代表委員会を設置し、従業員と経営層とのコミュニケーションを図っています。委員会の活動は一月に一回を標準とし、年に一回従業員側から集めたデータ、質問を経営層に報告・提案する場を設けております。常日頃から経営TOPも自由闊達で風通しの良い会社を目指すと名言しており、建設的なコミュニケーション醸成に繋がっています。

労働者権利侵害事案の開示

グローセルグループ内部では、労働者権利侵害事案が発生した際はコンプライアンス委員会に報告し、議題に上げるとともに会社としての対応を協議しています。なお、2022年度においては労働者権利侵害の事案は発生しておりません。

ダイバーシティ&インクルージョン

さまざまな個性や価値観をもつ人材を受け入れるとともに相互を理解し、その多様性を原動力として成長出来る企業をめざしています。

多様性尊重の方針

グローセルグループは2017年より行動計画として、女性総合職採用拡大を掲げており、職能転換制度を見直し、総合職へ転換しやすい環境を整えております。更に2021年度からの行動指針では女性総合職比率6%を掲げ、採用拡大に取り組んでいます。
女性従業員が継続的に活躍できる環境を提供し、日々の環境変化にも柔軟にルール変更を行い、女性従業員のワークライフバランスの向上を目的とし以下を推進しています。

今後も女性従業員が安心して仕事ができる環境づくりを更に推進していきます。
また、ダイバーシティ・インクルージョンの観点から若手の管理職登用、およびシニアの活用も推進しています。
グローセルグループは、異なる経験・技能・属性を反映した多様な視点や価値観の存在は、持続的な成長を行う上で必要不可欠と認識しています。また、外国人採用、中核人材の登用等における多様性の確保の重要性も認識しており、現在当社では、適宜中途採用をおこなっています。
障害者雇用については、グローセルグループは障がいのある人もない人も働きやすく、働きがいのある職場環境をつくることを目指しています。

女性の活躍推進

厚生労働省が主管する女性の活躍推進企業データベースに当社方針を掲載しています。各種データの開示と合わせ女性活躍推進法に基づき、各職場でリーダーとして活躍する女性を増やし、プロセスイノベーション、プロダクトイノベーションといった、新たな価値や競争力を生み出し、地域社会に貢献する会社づくりを目指しています。また、当社ホームページにも「輝く女性Special Talk」と題した当社で活躍する女性のリアルを掲載しています。

男性の育児参加支援

2022年10月1日施行の育児・介護休業法改正に合わせ当社でも「出生時育児休業(産後パパ育休)」を創設しております。法律に加え、休業はじめの5日間に関しては男性も積極的に育児に参加頂きたいという思いのもと、有給休暇(100%給与保証)を付与し取得率の向上を後押ししています。

LGBTQなど性的マイノリティへの対応

新任課長管理職研修においてLGBTQ教育を実施中。加えて2023年度より外部機関にて受講可能なダイバーシティ&インクルージョン研修を拡充。性的マイノリティに対する基本的な知見を身に付け多様な方々が活躍しやすい土壌づくりを進めています。

ベテラン社員の活躍推進

グローセルグループは、経験豊かな社員が豊富な知識や技能を最大限に発揮できるよう、2020年より63歳定年制を採用するとともに、67歳まで嘱託再雇用形態で勤務出来る体制を構築しています。活躍出来る幅が広がり、貴重なノウハウの流出も防げ労使双方にとって大変意味のある制度になっています。

障がい者の支援

グローセルグループは、国連のノーマライゼーションの理念を尊重し、障がいのある方の採用を積極的に進めています。給与構成は健常者・障がい者という区分けはなく全て同一の設定となっており、評価・昇給も健常者との設定差はありません。従事頂くポジションに関しては本人と職場のマッチングを最大限に注視し決定しますが、通常ラインの職場に配置となるため、業務割振りの部分で障がいのある方にも活躍頂きやすい業務を選定し従事頂いています。

仕事と介護の両立支援

育児や介護をしながら働く社員にも、安心して働ける制度を用意しています。

労働安全衛生と健康経営

従業員の安全確保と健康支援に取り組むことにより、安心して働ける職場環境づくりを推進しています。

基本方針

グローセルグループは、労働安全衛生に努めるとともに、健康企業経営に取り組んでおります。2019年7月1日に健康企業宣言をおこない、社員が心身ともに元気に働ける職場を目指して、健康づくりのため「食」「運動」「禁煙」「心の健康」に取り組んでいます。
さらに2020年には「健康経営優良法人」認定を受け、その後継続して認定を頂いております。今後も継続認定に向けた活動を行なってまいります。

推進体制

社長

統括安全衛生責任者

副統括安全衛生責任者

健康経営推進事務局

・人事部

・労使委員会

・拠点長

産業医

健康保健スタッフ

安全衛生委員会
(総委員会)

安全衛生委員会
拠点

安全衛生委員会
本社

社長

統括安全衛生責任者

副統括安全衛生責任者

健康経営推進事務局

・人事部

・労使委員会

・拠点長

産業医

健康保健スタッフ

安全衛生委員会
(総委員会)

安全衛生委員会
拠点

安全衛生委員会
本社

取り組み内容

グローセルグループでは、毎月1回各拠点で安全衛生委員会を開催しています。この委員会では、安全衛生活動方針や計画を策定し、労使で労働災害の撲滅、健康の維持・増進、交通安全、防火・防災、快適な職場づくりなどを議論しています。その他、新型コロナウイルス等感染症対策、健康宣言の発出、健康セミナーの実施を通じて、社員がいきいきとやりがいを持って働ける環境づくりに注力しています。

労働安全衛生

グローセルグループは、労働安全衛生法に基づき、安全衛生責任者、産業医と毎月安全衛生委員会を開催し、すべての従業員が快適な職場で安心して働けるよう、職場環境の整備に努めています。
労働安全衛生法に基づくストレスチェックを毎年1回実施し、その結果をもとに産業医との面談を実施しています。体の異変だけでなく、心の異変をいち早く察知し従業員に過度に負担のかからないよう配慮しています。定期健診、ストレスチェックの受診率100%、健康イベントの実施を行なっています。

人材教育

グローセルグループでは、社是である「創造と革新」を体現できる人材教育に力を入れており、従業員が伸び伸びとやりがいを持って働けるよう支援しています。

基本方針

1992年より「教育規程」を制定し、当社の教育方針の拠り所として運用を行なっています。この規程では、社員の教育・研修に関する事項を定め、社員教育の円滑かつ効率的な運営を図り、「創造と革新」を実践する人材を養成することを目的としています。

人材育成体制

教育・研修を組織的かつ効果的に実現するために「教育委員会」を設置しています。教育委員会の事務局は人事部が行ない、教育統括責任者として人事部長、教育責任者として各部門長を設定し、全社連携し次代を担う人材育成に注力しています。

グローバル人材の育成

グローバル人材の育成を目的に、オンライン英会話や英会話学校への受講補助を厚くしています。グローセル海外拠点にて行なう約1年間の海外研修制度を設けており、正式配属前にもグローバルビジネスを学ぶ機会が与えられています。参加者は海外の知見を増やすとともに、業務内容を事前に確認できるメリットがあり、その後の海外拠点への正式赴任時もミスマッチなく進めることができます。

階層別人材の育成

各階層別に集合研修を実施し、階層ごと求められる役割の確認と、自分とは異なる部署メンバーとのコミュニケーションを通じ相互に刺激を与え、改めて職層としての立ち位置を認識頂いています。また、約300種類から選べる通信講座や、外部座学研修なども用意し、自身の身に付けたい、また、なりたい自分を描きながら勉強出来る環境を整えています。

人材育成体系

商社にとって一番の財産は「社員(人)」です。社員一人ひとりが成長することが、会社の成長にもつながります。
社員自らが率先して“創造と革新”を実現できるように、「300」を超える研修ラインナップで、必要な学びの場を提供しています。
グローセルグループでは、文系・理系関係ありません。主体的に学ぶ姿勢があれば「成長の土壌」がある企業です。

_TBD_

表彰制度

年に一度行なわれる「全社員研修会」にて、前年度の営業成績や目覚ましい成果を上げた部門、個人を表彰しています(営業賞等)。表彰者は副賞を得るだけでなく自身の成果を発表する時間も与えられており、成功事例の共有により全社のマインド向上に役立っています。