品質

顧客責任

グローセルグループでは、お客様から信頼され、満足していただける製品(商品)やサービスを提供するために、社員一人ひとりがお客様の視点に立った品質最優先の活動に取り組んでいます。

品質マネジメント

品質方針

基本理念
当社は常に「創造と革新」の実践を通じて電子事業の拡大と我国の産業の発展に寄与すると共に、法律の遵守と社会との調和を図りつつ顧客ニーズに合致する商品及び、サービスの提供に心掛け相互信頼の構築を図る。

制定 2008年10月1日
改訂 2022年9月1日

品質マネジメントシステム体制

グローセルグループは、お客様に質の良い製品やサービスを提供するために、「品質マネジメントシステム(QMS) : ISO9001:2015」をベースに品質マネジメントシステムを構築し、技術部門を中心とした組織に適用し運営しています。
これにより企画、開発・設計、製造委託、販売、サービスまでの一連のプロセスで品質の継続的改善活動を実施しています。

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ISO9001取得状況

登録機関:一般社団法人日本能率協会
登録番号:JMAQA-2562
登録日:2009年 3月27日
登録有効期限:2025年9月19日
登録改定日:2023年 8月21日
適用規格:JISQ9001:2015(ISO9001:2015)

登録範囲

  • 1.車載用および産業用電子部品・電子機器の販売および技術サポート
  • 2.海外現地法人の営業推進および経営管理
  • 3.組込みソフトウェアの開発
  • 4.半導体デバイスASICの設計・開発
  • 5.自社製品STREALの設計・開発、製造委託先管理、販売および技術サポート、並びに、品質保証業務
  • 6.品質マネジメントシステムの運営管理

登録事業所

国内

  • (1)プロモートソリューション本部 プロモート1部/プロモート2部
  • (2)海外営業推進部
  • (3)オートモティブソリューション本部 セールスエンジニアリング1部/セールスエンジニアリング2部/セールスエンジニアリング3部
  • (4)オートモティブソリューション本部 エンベデッドソリューション開発部
  • (5)システムソリューション本部 システム開発1部1Gr
  • (6)システムソリューション本部 システム開発1部2Gr/システム開発2部/システム営業部、品質保証部 1Gr
  • (7)品質保証部 2Gr

海外

  • (1)GLOSEL AMERICA INC.

品質向上のための意識啓発と教育

グローセルグループは、優れた品質を維持し、向上させるためにQMS対象部門の従業員に対して、QMS教育体系を定め、常に高い意識づけと知識修得のための様々な施策を行っています。例として、新入社員やQMS対象部門に配属された新加入者に対しISO9001の基本やグローセルの品質方針を認知させるための教育や、各部門において部門規格の読み合わせによる意識啓発、必要な知識を習得するための専門教育などがあります。

製品の安全性確保

グローセルグループは、取り扱いメーカーと連携しながらお客様の安全性確保に配慮した取り組みをしています。自社製品については「製品安全設計リスクアセスメント」の実施基準を定め、製品安全リスクを最小にするための製品の安全設計基準、アセスメントの実施基準を明確化し製品設計に反映させています。具体例として、製品安全区分を定めます。考慮すべき項目をあらかじめ定めているチェックリストに従って、リスクアセスメントを実施します。その後有識者によるクロスファンクショナルチームを編成し製品安全設計のレビューを行い、リスクの対象、危険状態、安全対策、リスク評価などを実施しています。

開発段階における品質評価

グローセルの自社製品の開発では、製品企画、製品設計・開発の推進、設計審査、試作・量産試作品開発、量産移行までの流れを通して、設計区分を定めています。ハードウエア、ソフトウエアの設計・開発における共通的かつ基本的事項について原則、処理方法を定めています. 各設計区分のデザインレビュー時には定められた審議項目に従って関係者が協議します。参加者の合意をもって次の設計区分へ移行し開発を進めます。

部品調達における品質・信頼性の確保

自社製品を構成する製品・部品ならびに梱包材料において自社が購入するものについては、「部品認定実施基準」を定め、認定された部品、梱包材料を自社製品へ適用することとしています。品質には、製品安全性(製造物責任)、製品含有化学物質の管理を含みます。信頼性の確保にあたっては、お客様の要求品質に従って、品質目標水準を設定し、目標水準を満たすに必要な信頼性試験を定め、実施します。

販売後のサポート

製品(商品)やサービスがお客様に納入された後、品質問題が発生した場合、迅速かつ適切な対応が求められます。グローセルグループは、お客様で発生した品質問題に対して迅速に対応しています。お客様から品質問題の一報を受け、原因の究明や対策を関係各所と協議します。再発防止に向けた施策を検討し、速やかにお客様へ報告するとともに実施します。

ステークホルダーエンゲージメント

基本的な考え方

グローセルグループは、「創造と革新」の経営理念のもと、わが国産業の発展に寄与することを心がけるとともにすべての法律を遵守し、社会との調和をはかりつつ、お客様の心を打つ満足を追求し、最も信頼される企業として、事業活動を通じ 「持続可能な社会の実現」と「持続的な成長の実現」の両立を⽬指していきます。
  その取り組みにあたっては、お客様、株主、従業員、地域社会との共生など全てのステークホルダーから信頼を得られるよう企業価値の向上を目指し、社会課題の解決に取り組むことで持続可能な社会の実現に貢献を果たしていきます。
  また、社外のステークホルダーからの問い合わせに対しては、当社のWebサイト内に窓口※を設けています。ここに寄せられた意見・要望は、関連部門と共有し迅速に対応しています。このほか、機関投資家や個人株主などへ公正かつ、適切な情報開示の実現に努めています。
※当社へのご意見

https://www.glosel.co.jp/contact/

  ステークホルダーとの対話の事例

ステークホルダー テーマ コミュニケーション手段 2022年の主な取り組み※
教育・研究機関

・共同研究

・STREALの静岡大学などとの共同研究究

従業員

・労働環境の向上
・経営方針の理解
・福利厚生制度の整備
・キャリア形成の支援
・労働安全制度の整備
・社内風土の向上

・従業員代表委員会
・経営層からの情報発信
・人材育成プログラム
・内部通報制度
・安全衛生委員会
・社内イベント

・代表委員会(11回)職場懇談会(8回)労使経営懇談会(1回)
・全社員研修会(1回)経営方針説明会(1回)
・コンプライアンス委員会、リスク管理委員会ミーティング(各2回)
・海外危機管理委員会(2回)
・教育委員会(2回)
・教育分科会(4回)
・安全衛生委員会(12回)
・サステナビリティ委員会による勉強会(1回)

NGO・NPO

・生態系の保護
・貧困問題などの社会課題への対応
・被災地支援

・ボランティア活動
・寄付、協賛活動

・ボランティア休暇制度を利用した自発的な活動
・社員による森林整備活動
・公益信託経団連自然保護基金へ寄付
・病気の子どもや発達がゆっくりな子どもを育てるお母さんを支援するNPO法人キープ・ママ・スマイリングへの支援
・(株)クオカード社寄付金付き「キッズスマイルQUOカード」の発行

地域社会

・地域コミュニティへの参画、企業市民としての責任の遂行
・事業を通じた地域社会への貢献
・地域社会における生態系の保護・保全

・防災・防犯訓練
・地域団体への支援
・環境教育・啓発活動
・地域清掃

・スポーツを通じた社会貢献活動(一般社団法人日本障害者カヌー協会、一般社団法人千代田区サッカー協会)
・年間の社会貢献活動にかけている実績は約3百10万になります(2022年度実績)

株主・投資家

・持続的成長に向けた中長期的な経営戦略
・経営計画の進捗状況と事業活動の動向と成果
・財務状況
・ESGへの取り組み

・株主総会
・機関投資家向け説明会

・決算説明会(2回)
・コーポレート・ガバナンスに関する報告書の開示
・決算説明資料など情報開示の拡充
・株主総会関連書類の早期開示、記載充実
・CSRレポートの発行
・サステナビリティレポートへの財務情報の掲載
・気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)に即した開示

サプライヤー

なし

・CO2の算定と削減
・調達の品質保証
・グリーン調達

なし

官公庁・自治体

なし

・アンケートへの協力

なし

他企業

なし

なし

なし

サプライチェーンマネジメント

グローセルグループは、お客様に提供する製品(商品)・サービスのライフサイクル全体を考慮し、環境負荷の低減と付加価値の増大を図るため、環境負荷の少ない製品(商品)やサービスの購入促進や、生物多様性・環境配慮等に積極的に取り組んでいる取引先との取引を推進していきます。

グリーン調達基準

自社製品の開発・製造において「グリーン調達基準書」を設定し、取引先からの納入品に含まれる化学物質情報を確実に入手し、環境負荷の少ない製品を調達することで、お客様へ環境に配慮した製品を提供すると共に、伝達が必要な化学物質情報(含有物質、含有量、濃度等)を適切に把握・管理し、RoHS指令やREACH規則等の国内外の化学物質法規制の遵守および環境負荷の低減に取り組んでいます。





Gloselグリーン調達基準書 第2版PDF Glosel管理対象例示物質リスト_Rev1EXCEL
研究開発

研究開発に対する考え方

グローセルグループは「創造と革新」という社是のもと、メーカー機能を有する「技術商社」として「STREAL」の研究開発を推進しております。
グローセル独自技術である高感度ひずみセンサ「STREAL」の事業では、「人手不足」「地球環境問題」「労働環境の改善」などの社会課題を克服しサステナブルな社会を実現するために、「産学連携」「異分野協創」をテーマに研究開発を広く展開しております。
STREAL事業における大学への研究協力および共同開発事例をご紹介します。研究協力では住友電気工業様の切削工具およびグローセルの持つ高感度ひずみセンサ「STREAL」を静岡大学様へ提供し「金属加工に関する先端的な研究」に協力致しました。本研究の成果はeuspen(国際学会)、機械学会、精密工学会などで発表をされております。また、住友電気工業様とグローセルの共同開発により、STREALを内蔵した、全く新しい「センシングツール」を生み出しました。このツールの実用化により、従来、職人の「経験」と「勘」に頼っていた切削加工をDX化し、より高度な加工方法の実現や技術継承が可能になることが期待されています。
今後も当社では積極的な研究開発活動を通じ、付加価値の高いソリューションを生み出し、社会に貢献してまいります。

注力する研究開発分野

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この革新的なデバイスを使って、大学、研究機関、異分野のメーカーと先端的な研究を実施

研究開発体制

研究開発部隊は、STREALの営業、営業技術部隊と同じ本部に配置されているため、技術領域だけでは無く、顧客ニーズも考慮した研究開発に取り組める体制を構築しております。

研究開発を支える人材育成

グローセルグループでは、入社後2年間の研修を設け、技術の基礎知識、応用技術を身に付けます。更に、ISO9001に基づく自社製品設計規格に沿った設計・開発を実施することで、設計品質を意識した新技術を生み出す人材に育て上げます。また、本部内の営業、営業技術部門が持つ顧客ニーズ等の情報を共有することで、技術領域だけでは無く事業領域も考慮した開発が出来る人材を育成しております。

開発事例

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工具に実装されたSTREALが捉えた加工時の「切削力」変動の様子

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STREALをコアにした産学連携研究と実用化されたセンシングツール

研究開発成果

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従来比10倍の感度を誇るSTREAL SR500シリーズ