産業界では工程の自動化（ファクトリー・オートメーション）が、さまざまな進化を遂げています。それに伴って工場に設置される装置も技術革新が進み、高いスペックを有するようになっています。
しかしながら、装置の性能が上がると必要とされる電力も大きくなり、エネルギー消費量が増え、環境に負荷をかけることになります。そこで重要になってくるのが電力変換装置で、変換効率を高めることが求められています。
グローセルでは、電力変換装置の部品となる半導体・電子部品を多く取り扱い、生産の効率化や消費電力の節減によって、気候変動や資源枯渇の抑止に寄与しています。
ファクトリー・オートメーション分野は、設置される装置や、それを構成する部品も千差万別です。そこで、グローセルはより幅広い商材を入手するべく、海外メーカーのリサーチを常時行い、新たなパートナーを開拓しています。
その中で近年好調なのがPayton社（イスラエル）のプレーナ型トランスで、この製品は電力変換装置の小型・軽量かつ高効率化を実現できる特徴を持っています。小型化によって限られたスペースに多数の部品を配備できるようになり、生産性を向上させることができるのです。Payton社の製品は、携帯電話基地局、サーバー用電源、大型産業装置などで多く採用されており、売上は上昇の一途をたどっています。すなわち、現在のニーズにマッチした、お客様が市場で勝つための武器となる製品なのです。
新型コロナウイルスの影響や世界的な半導体不足など、海外製品の供給量や価格はさまざまな要因に左右されがちで、相応のリスクがあるのは確かです。しかし、グローセルは常に国際情勢やマーケットに目を配り分析することで、BCP管理などさまざまな形でリスクマネジメントを行いながら、商材の拡充に努めています。
グローセルの役割は、ただ製品を仕入れて売るだけではありません。長年にわたって培ってきた経験やノウハウを生かし、お客様がより高い効果を得られる提案を行っています。
例えば、従来の半導体はシリコン（Si）を材料とするのが一般的でしたが、近年はシリコンカーバイド（SiC）やガリウムナイトライド（GaN）といった化合物への置き換えが進んでいます。これらの材料を用いたデバイスと海外製品を組み合わせることで、装置のさらなる小型化、高効率化が実現するのです。このように、需要に合わせて価値の高い提案ができるのが、技術商社グローセルの強みなのです。
こうして日々蓄積されていく商材や知見は、新たな製品や組み合わせを提案したり、新たな営業先を開拓したりといった挑戦の原動力にもなります。そして、挑戦を繰り返すことによって、さらに商材の幅が広がり、多くの知見が得られることでしょう。
目まぐるしく変化を続ける現代社会ですが、産業界において小さなエネルギーで大きな効果を得ることが求められる潮流は変わりません。グローセルは半導体・電子部品の提供を通じてそれを実現することで、いつまでも持続可能な社会の構築に貢献していきます。
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