AUTOMOTIVE STORY
半導体セミナー

半導体セミナーを通じて
お客様の人材育成を支援
左から小松製作所 松尾大吾さん、畠見真由美さん、グローセル 五十嵐資朗
半導体セミナーを開催することにより、お客様が半導体を活用するための基礎スキル習得をお手伝いし、
お客様の製品開発と持続的な発展に貢献していきます。

半導体の特徴や使い方を
体感できるセミナーを実施

グローセルでは、お客様のニーズに合致する半導体とサービスの提供に努め、顧客の心を打つ満足を追求し、顧客から最も支持され信頼される企業として、ソリューション展開に力を入れています。その1つが半導体セミナーです。このセミナーでは半導体を取り扱う技術者に必要な基礎知識を広く習得できる入門コースを取り揃えており、ソフトウェアやハードウェアの開発に従事される方に向けて、まずは知っておきたい回路の基礎とマイコンプログラミングの基礎を習得していただきます。

その際に重要なのは実際に半導体を動かして体験することだと私たちは考えています。このため、実際に半導体の動作を体感できるように、機材一式を準備してお客様を訪問し、ハンズオン形式のセミナーを実施しています。研修用のオリジナル基板とオシロスコープを使って波形測定を行うことで、実際に半導体がどのように動いているかを確認できます。また、マイコン入門では、マイコンの内蔵機能を理解し、制御方法を学ぶためのプログラミング演習を多く取り揃えております。

半導体を扱う技術者に対して
真に必要な教育を提供

このセミナーを活用いただいている企業の1つが株式会社小松製作所(コマツ)です。コマツはダントツの商品、サービス、ソリューションの提供を目指し、特に「安全」「環境」「ICT(情報通信技術)」の分野に力を入れています。
それを実現する手段として、コマツの建設・鉱山機械にはモニタ/コントローラ等の電子コンポーネントが搭載されており、その多くを自社開発しています。
そのためには、ハード/ソフトの技術者の育成は不可欠で、新入社員教育やリスキリング教育にて、電気電子回路の設計手法/OS・ドライバ・アプリケーションソフトの開発技術を学ぶ期間を設けています。その一環として利用しているのが、グローセルの体系的な教育である半導体セミナーです。

専門的な知見を生かして
さらなる進展を

このセミナーの受講者からは「ボードに触れることができたので、そもそもマイコンとはどういうものなのかを実物でイメージできるようになったのは大きいと感じた。また、自分が書いたプログラミングに対して、意図したとおりに動いているかを実際にチェックできるのは、非常に有意義だと感じた。」とのアンケート結果を得ています。

「我々メーカーの原動力は技術力だと思っています。技術の進歩は加速度的に早くなっており、我々の研究開発は、永続的かつスピード感をもって進めていく必要があります」と語る同社 開発人事部の畠見真由美さんは、専門性の高い基礎知識の習得だけでなく、最新の技術動向や他分野にも視野を広げた教育が必要だと考えています。「カリキュラムやハンズオンによる出張セミナーのスタイルに関しては、工夫されたカリキュラムの座学に加え、講師の指導を受けながら演習を通して学べるため、受講生の理解度と知識の定着率が高いと感じています。」とセミナーの効果に手ごたえを感じつつ、「グローセルの半導体セミナーにおかれましては、引き続き専門的な見地から、基本教育から最新技術を織り込んだ教育まで様々な形で技術者教育をご提供いただけますと幸いです。」と、今後のさらなる進展に期待を寄せています。