STREALトピックス

2020.04.09

「STREAL」の日本機械学会賞(技術)受賞のお知らせ

当社の半導体ひずみセンサ「STREAL」が一般社団法人日本機械学会の 2019年度日本機械学会賞(技術)を受賞いたしました。

 

「STREAL」は、2.5㎜角のICに、ひずみ計測用のブリッジ、アンプ、ADコンバータ、補正回路、温度計を集積した、今までにないデバイスです。計測するひずみの分解能は100万分の1(1με)、消費電力は3mWと、小型、高感度、省電力が特徴です。

 

このデバイスは、2004年に日立製作所で原理開発され、当社は2017年から日立グループと事業連携を進めてまいりました。移管後、様々な用途に適したモジュールを開発し、応用展開に注力してまいりました。同時に、独自の起歪体と組み合わせて、トルクセンサなどのコンポーネントを開発しております。さらに、分解能を現行のICの10分の1まで高度化した次世代ICも開発中です。

 

「STREAL」の用途は、インフラ、産業機械の状態監視、精密機械の高精度制御など、応用分野は限りなく広いと期待されています。
今後、本賞の受賞を契機に「STREAL」の技術開発を推進し、IoT社会を支える製品に育成する所存です。

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